マラカゥーラ種は、マラゴジッペ種の甘さとコクに、カトゥーラ種の明るさと爽やかさがプラスされています。上質の素晴らしい甘さとフルーティな爽やかさがバランス良く、さらに心地よい口当たりと余韻が続きます。
甘味 |
★★★★★★ |
コク |
★★★★★ |
まろやかさ |
★★★★★★ |
香り |
★★★★★★★ |
酸味 |
★★★ |
苦味 |
★★★★ |
★印8段階、オススメ焙煎での評価です。
コーヒー豆 データ
農園名 |
ブエノスアイレス農園 |
農園主 |
ルイス・エミリオ・バジャダレス |
エリア |
ヌエバセゴビア・ディピルト |
品種 |
マラカトゥーラ |
プロセス |
ウォッシュド |
標高 |
1300〜1500m |
オススメ焙煎 |
中煎り |
マラゴジッペ種のスペシャリスト
ニカラグアは、中米の中央部に位置し太平洋と大西洋の間にあり両方の大海に面しています。北にホンジュラス、南はコスタリカに接しています。中米最大の面積を持ち西部は山岳地帯で東部にはジャングルが広がっています。ニカラグアのブエノスアイレス農園のルイス・エミリオ・バジャダレス氏は地元の農学校卒業した農業技師です。90年ほど前にバジャダレス氏の祖母がホンジュラスから移住し、ブエノスアイレス農園はスタートしました。バジャダレス氏は、あえて生産性の低いマラゴジッペ種にこだわり長年のわたり研究に研究を重ねてきました。近年、ニカラグアの農園の多くが生産性の低いマラゴジッペ種より、生産性の高い品種に切り替えています。ブエノスアイレス農園のバジャダレス氏は、今ではニカラグア最大のマラゴジッペ生産者になりました。マラゴジッペ種は1898年にブラジル・バイア州のマラゴジッペ地区で発見されたコーヒーの変種です。ティピカ種が突然変異によって、生豆だけでなく果実も葉も、そして節間の長さも大型化した稀少性の高い品種です。
スペシャリストの作りあげた稀少品種マラカトゥーラ
2004年、バジャダレス氏は、豆が非常に大きく珍しい新しい品種マラカトゥーラ種を手に入れ試験的に植えました。そして、数年後それは見事に育ち、たくさんの実をつけ、理想的な収穫量を実現しました。マラカトゥーラ種は、マラゴジッペ種とカトゥーラ種とを交配させたニカラグアの新しい品種で希少性の高い品種です。
ブエノスアイレス農園は、ヌエバセゴビア・ディピルトの平均標高1500m、平均気温23℃という所にあります。高い標高と、昼と夜の厳しい寒暖の差が、コーヒーの実の糖度の熟成を助成し、最高品質のコーヒーを作り上げます。ブエノスアイレス農園のマラカトゥーラ種は、2m×2mの比較的広い間隔で植えられています。農園には様々な自然なままのシェード・ツリーがあり、ここに棲む動物や植物を守りながらコーヒー豆を育てています。肥料は年間2回、精製後のコーヒーの果肉をミミズに分解させた堆肥というこだわりようです。ブエノスアイレス農園はニカラグアのコーヒー品評会、カップ・オブ・エクセレンスで数回の入賞実績があります。これらのことも、ブエノスアイレス農園が高品質のコーヒー豆を長年にわたり生産し続けていることを証明しています。