滑らかなノドごし、重量感のある質感、ベリー系でフルーティーな綺麗な酸味のあるスッキリしたコーヒーです。
甘味 |
★★★★★ |
コク |
★★★★ |
まろやかさ |
★★★★★★ |
香り |
★★★★★★★ |
酸味 |
★★★ |
苦味 |
★★★★ |
★印8段階、オススメ焙煎での評価です。
コーヒー豆 データ
農園名 |
レタナ農園 |
農園主 |
フェルナンド・コフィーニョ |
エリア |
アンティグア |
品種 |
イエローブルボン |
プロセス |
ウォッシュド |
標高 |
1550m |
認証 |
アンティグア・コーヒー |
オススメ焙煎 |
中煎り |
グァテマラの良質なコーヒー産地の1つ
グァテマラは中央アメリカ北部に位置し、北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバルと国境を接する国です。北東はカリブ海に、南は太平洋という2つの海に面し、国土の大部分が山地からなっています。グァテマラには、ANACAFE(アナカフェ)と呼ばれるグァテマラ国立コーヒー生産者協会(Association Nacional del Café)が定める8つの良質なコーヒーの産地があります。その8地域は、アカテナンゴ、アティトラン、アンティグア、ウエウエテナンゴ、オリエンテ、コバン、サンマルコス、フライハネスです。
グァテマラのアンティグアは3つの火山に囲まれた盆地で、火山灰質の豊かな土壌が広がり、山から吹き付ける冷涼な空気が昼夜の寒暖の差を生み出します。最高品質のコーヒーを作る自然条件が揃ったアンティグアは、グァテマラで最初にコーヒー栽培の始まった伝統に加え、また古くから最高品質コーヒーの代名詞です。また、古都アンティグアは町全体が世界遺産となっており、中米の一大観光地です。
アンティグア産コーヒーは、その知名度と人気の高さから、従来から多くの偽物が出回っていました。アンティグアのコーヒー生産者たちは2000年にAPCA(アンティグアコーヒー生産者協会)を設立し、アンティグアエリアの農園で収穫・精選されたコーヒーだけに証明書を発行しています。
稀少品種イエローブルボン
元々、レタナ農園はカトリックの修道士たちの手により運営されていました。農園名はその当時の代表であるレタナ神父の名前に由来しています。その頃のレタナ農園はコーヒー栽培をしておらず、ラパデュラというグァテマラの砂糖菓子を作るためのサトウキビを栽培していました。その後、オーナーはコフィーニョ氏となりました。当初は、コーンやアボカドなど、様々な農作物を試験的に栽培していましたが、最終的にコーヒー栽培へとたどり着きました。今やレタナ農園はアンティグア・コーヒー品評会入賞の常連となり、2011年にはカップ・オブ・エクセレンスにも入賞を果たしました。レタナ農園では、稀少なイエローブルボンだけの区画を特別にもうけて、栽培・収穫・精製をしています。イエローブルボンとは、ブルボン種の中でも稀少性の高い黄色品種です。コーヒーの実は本来、赤い実を付けるのですが、イエローブルボンは、その名の通り、黄色の実を付けます。丹精こめて育て上げ、綺麗な黄色に完熟したコーヒーの実のみを丁寧に収穫し精製したものが、このレタナ農園のイエローブルボンです。