赤ワインやブラックチェリーのような甘味と酸味のバランスが絶妙で、カシスやブラックベリーのような甘い香りのあるコーヒーです。
甘味 |
★★★★★★★★ |
コク |
★★★★★ |
まろやかさ |
★★★★★ |
香り |
★★★★★★★★ |
酸味 |
★★★★ |
苦味 |
★★★ |
★印8段階、オススメ焙煎での評価です。
コーヒー豆 データ
農園名 |
サンタリタ農園 |
農園主 |
ホセ・アントニオ・サラベリア・ボルハ |
エリア |
ソンソナテ |
品種 |
ブルボン |
プロセス |
ナチュラル・ワイニー |
標高 |
1470〜1750m |
オススメ焙煎 |
中煎り |
高品質なコーヒーを育む最高の環境
エルサルバドルは中央アメリカ中部に位置し、グァテマラ、ホンジュラス、ニカラグアと国境を接しています。南と西は太平洋に面していますが、中央アメリカ5カ国の中でカリブ海に面していない唯一の国がエルサルバドルです。アメリカ大陸の中で最も小さな国で、面積は四国ほどしかありません。1993年に内戦が終結してからは、平和への道を着実に歩んでいます。 サンタリタ農園はエルサルバドル西部ソンソナテ州のサンタアナ火山の裾野に位置しています。サンタリタ農園は火山灰土壌に加え、シェードツリーの落葉が腐葉土を作り出すことから土壌環境は良く、高品質コーヒーを栽培するのに適しており、ここにブルボン、パカス、パカマラと、ブルボン系品種を栽培されています。農園の中ででも最も標高の高いエリアでブルボン種は育てられており、高品質なコーヒーを生み出しています。また、今や中米全土に広がり、世界中で指示を得ているナチュラル・ワイニー・プロセスを、いち早く取り入れた農園としても名高く、熟度の高いフルーティなワイニーコーヒーを広げた先駆者的存在で、焙煎香房シマノでは、十数年ぶりの入荷になります。
ブルボンのナチュラル・ワイニー・プロセス
このコーヒー豆は、ゆっくりシェードツリーの下成熟させ、赤紫色にまで完熟させたブルボンのコーヒーの実を、丁寧に一粒ずつ手摘みし、果実のまま天日干しにするナチュラル製法で乾燥させました。コーヒーの実を丸ごと乾燥させるナチュラル製法で作ったコーヒーは、完熟した果肉の糖分が豆に移り、コーヒーに甘味をもたらします。更に、通常のナチュラル製法での乾燥とは違い、コーヒーの果肉に発酵を加えるワイニープロセスという工程を取り入れることより、ベリー系のドライフルーツや赤ワインのような独特の甘い香りが特徴的な素晴らしい香味を持ったコーヒーに仕上げました。
木や鉄製の枠を組み、そこにネットを張ったアフリカンベッドと呼ばれる乾燥棚を採用することでネットの下側から風が入り乾燥が均一になり、品質の高いコーヒー豆を作りあげることが可能になります。しかし、乾燥むらをなくすために手間をかけ、何回も均一に混ぜなければならず、難しい技術と労力が必要です。
ナチュラル製法の中でもコーヒーの果肉に発酵を加えるという特殊なワイニープロセスという乾燥は、発酵の状態の見極めが非常に難しく、高い技術と長い経験があってこそ完成させることが出来るとコーヒーだと言えます。